桃のいのちを、まるごと受け取り、次へつないでいく。

それが、わたしが畑を引き継いだときから、
心にあった想いです。


農業経験のないわたしが受け継いだ桃畑。

どうなるのかも分からない中で、
たくさんの人が関わり、
それぞれの想いを持ち寄ってくれました。


「きっと、この畑は形になっていく」

そう感じた瞬間から、
この場所は、ただの畑ではなく、
いのちが巡る場所へと変わっていきました。

すべてが、前例のない挑戦でした。

桃の収穫は、ほんの一瞬。
けれど、木は一年を通して命を育てています。

実も、種も、枝も、葉も。
そのすべてを、活かしていく。

ただ収穫して終わるのではなく、
地域の資源として、未来へつないでいく。

その循環をかたちにするために、
株式会社 源を立ち上げました。

20年以上、信託銀行に勤務し、
資産運用や相続の相談に携わってきました。

人の「大切なもの」を、次の世代へつないでいく。
それが、わたしの仕事でした。

その経験は、形を変えて、
いま、桃のいのちを未来へ届けることへとつながっています。

2014年、東京から長野県伊那市へ。
桃畑と向き合う日々が始まりました。

桃と向き合う中で、
実も、種も、枝も、葉も。

「いのちをまるごと活かす」ということの意味を、
少しずつ、受け取るようになりました。


【活動実績】

私たちの取り組みは、少しずつ形になり始めています。

2025年5月: 黄金桃ジャムがInternational Taste Institute(ベルギー)で優秀味覚賞を受賞。
2025年10月: スペイン・モンセラート修道院へ、ジャムと若桃のシロップ煮を奉納。
2025年12月: 鎌倉山ローストビーフ様とのコラボ。黄金桃ジャムのロールケーキが完売

小さな畑から生まれたものが、海を越え、多くの方に届いていることは、このプロジェクトの確かな一歩だと感じています。桃を通して、自然豊かな伊那谷の素晴らしさを世界へと、より広くお届けしたいと思っています。

この循環が広がることで、地域資源が無理なく活かされ、人の手を通じて次の世代へと受け渡されて、世界へと広がっていく。桃畑から始まった小さな取り組みが、暮らしと地域をつなぐ循環モデルとして育っていくことを目指しています。


【桃の木の下で】

桃の木の下には、自然と人が集まります。

子どもたちが遊び、大人が語り、
それぞれの時間が流れていきます。

桃李不言、下自成蹊。
桃李(とうり)ものいはざれども、 下おのづから蹊(こみち)を成す 馬遷の『史記』

桃や李は何も語らなくても、
その美しさや実りに惹かれ、

人は自然と集まり、道ができていく。

この畑もまた、
そんな場所でありたい、


この桃の循環を未来へつなげたい、

と、本気で想っています。

この循環を未来に繋ぐ仲間として
関わっていただけたら嬉しいです。

日々の記録

畑とものづくりの日々を発信しています。